水色日記

~家族関係でメンタルをこじらせた私のお話~

音大受験について

もうすぐ受験から1年が経とうとしています、、早い、、

今日は普段の記事とはかなり違う内容ですが、音大受験の事について書いていきたいと思います。音大受験って何をしてるの?と聞かれる事があるので、誰にも頼まれていないのですが記事にしていこうかなと思います。

 

まずは専攻実技。

音大や美大は専攻がはっきり分かれています。私は声楽専攻ですが、他にピアノ、管楽器、弦楽器、打楽器、作曲、指揮などがメインでしょうか。邦楽やポップスなどを学べる大学もあります。実を言うと、私は今通っている大学にどんな専攻があるのか把握しきっていません(笑)

私の場合、日本歌曲、イタリア古典歌曲、ドイツ歌曲など2校合わせて計11曲を準備しました。オペラの中のアリアと言われる歌の部分を持ってくる人も多いです。しかしそれを全部演奏するわけでは無く、試験直前に大学が指定するか自分でクジを引いて曲数を絞って演奏します。(半分くらいボツになった泣)

試験会場は講義室だったりホールだったりレッスン室だったり様々です。試験官も大学によりますが少ない大学は2人とか。多いと30人近くいます。

 

次は副科ピアノ。

ピアノ専攻以外の人はみんなやります。私はベートーヴェンソナタを弾きました。大学によって課題は異なりますが作曲系を除いて高校生からピアノを始めた人でも頑張ればなんとかなるレベルの課題になっています。作曲の人はピアノ科よりもピアノが弾けるイメージがあります。私の場合試験室はやや広めのレッスン室で、試験官は3人くらいだったような、、記憶が曖昧です。

 

そしてソルフェージュ

ソルフェージュには大きく分けると視唱と聴音の2つがあります。

受験でやる視唱は新曲視唱といって、初めて見る曲をざっと1分くらい譜読みをした後に、試験官から曲の最初の音を貰って歌う試験です。途中で音がわからなくなったり、複雑なリズムに混乱したり、、色々ありますがとりあえず無理矢理歌い切る試験です(笑)

聴音は試験官がピアノで弾いた曲を耳で聞き取って楽譜にしていくものです。試験用紙には5線しか書いてないので、音を聞き取って書くだけでなく、基本的な楽譜の知識も必要です。(どうでも良いけど水色ちゃん入試で聴音満点取れたyo!!!)

 

また、歌科に課されることが多いコールユーブンゲンと言うものもあります。新曲では無い視唱といった感じです。コールユーブンゲンという名前の教材があり、視唱を勉強する上で使用します。だいたいの音大受験生はこの教材のつまらない曲調(失礼!)を頭にたたき込みます。私は1度歌ったメロディーは楽譜を見ればだいたい間違えないで歌えるので全部を暗記したわけでは無いのですが、最後の方にあるとてもヘンテコでやりにくい曲は暗記しました。未だに歌えます(笑)

 

最後に楽典

音楽理論とも言われます。音楽の仕組みや楽譜を読む上で必要な事などを勉強します。楽典の中でも私が苦労したのは楽語です。クラシック作曲家は主にイタリア語(ドイツ語、フランス語、英語などもある)でやって欲しいことを書きます(例えばallegro-速く)。楽語の種類は膨大な上、何が出題されるのかが分からないので、出来る限り大量に覚えていくしかないのが大変でした。

 

 

こんな所でしょうか!

ここまで読んでくださった方ならもうお分かりかと思いますが、なんとなく音楽やりたいなぁ、、くらいの思いでは音大受験は無理です挫折します。学費も馬鹿みたいにかかります。(大学にもよるが、大体1年間で国公立なら80万前後、私立なら200万前後。)

受験のために通うレッスンのお金もかなりかかります。私は音高だったので授業でレッスンを受けていましたが、大学の先生の所に通ったり、授業では足りないため外部の先生にお世話になっていたので、月に5万くらいは学校外のレッスンで飛んでいきました。(学校内のレッスンは授業料のみです。)

音大進学は本当におすすめ出来ませんが、現実を分かった上でやりたいと思うのであれば頑張ってみるのも良いと思います!良い先生に巡り会う事と親の協力が必須です。そしてなにより才能と努力が必要です。

 

ちなみに一般なので一応センター試験も受けます。科目は国語と英語、もしくは英語だけの大学がほとんどかと思います。私立音大は2割あれば大丈夫と言われています。私の周りでは2.5割だった友達がいます。国公立なら5割以上あれば安心だと言われていますが、3割から4割でも専攻実技が大学の求めるレベルにあれば受かります。私が何割だったかはご想像にお任せします(笑)

 

あくまでもこれらは私の経験であって色々なケースがあると思います。鵜呑みにはしないでくださいね!(特にセンターの話)責任は取れません(笑)

 

 

長々と書いてしまい申し訳ありません。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。