水色日記

~家族関係でメンタルをこじらせた私のお話~

流産

私が流産した話ではない。母親の話である。

ドラマ「コウノドリ」、今週の子宮内胎児死亡のお話を見てふと思ったことを書きたくなってしまった。

 

私は長女である。そして5歳下の妹がいる。だけど、私は本当の意味で長女ではない。 

私が生まれる1年前に母親は流産した。

もしそのときの子が今でも生きていたら私は生まれなかった。両親にとってどうしても欲しかった子供が私だから、本当に彼らは不幸だと思う。

詳しいことは聞いていないし、私から深く聞けるわけがない。小学生の時、両親とスーパーに買い物をしている何気ない時だった。「本当はあなたにお姉ちゃんかお兄ちゃんがいるんだよ。もしその子が生きていたら貴方とは出会っていなかった。」と言われた。

 

もし死後の世界があるなら、死んだお姉ちゃんかお兄ちゃんは私の事をどんな風に見てるのかな。「こんなクズが生まれちゃってごめん」って私は思ってる。私が死んで、死後の世界で会うことが出来るなら、一緒に食事にでも行きたいところだ。

 

ここまで苦労して手に入れた子供が虐待されて今でも傷が癒えていないって、もう笑っちゃう話よね。沢山母親に否定されていた幼い日々、子供ながらある日爆発して「私なんか良きゃ良かった」と大泣きしながら暴れたら、「苦労して産んだ子供がこんなんだと思わなかった。生まなきゃ良かった。死ねば良いじゃん。」と言われた。じゃあ殺してくれ。

 

もしかして死んじゃったあなた、生まれたら虐待されるって途中で気がついて違うお母さんのところにいったの?私がただ馬鹿だっただけかしら?