3.11
あっという間に今日であの震災から7年が経とうとしています。
私は被災者ではありませんが、被災地出身ではあります。
今日は、あの時の話を少し書かせて貰いたいと思います。
7年前の私は小学校6年生。
卒業に向けた学活の授業中の事でした。
図工の授業で製作したものが返却され、一人一人が懐かしい〜なんて言いながらまとめている時に地震は来ました。
担任は男の先生。だけど、どの先生方よりもビビっていました。
出張から帰って職員室で一息つこうとした学年主任の先生が、職員室から1番近い私のクラスに飛んできて、使えない担任を見て呆れながら、揺れている最中ずっと私達に大丈夫だよと声をかけて下さっていた事を今でも鮮明に覚えています。
揺れが収まってもぐっていた机の下から出る時に、私は周りの建物が潰れてしまったのでは無いかと思い、覚悟してから机を出ましたが、見える景色は田んぼだけ。遠くの方にかすかに見える建物はいつもと何も変わらない風景。
田んぼのど真ん中に立つ小学校だったのです。
あの日の私はやけに冷静でした。
いじめっ子達が泣いていて、揺れた事以外に特に何も起きていないのに大袈裟だなぁと思ったりしました。
地震発生後、すぐに先生方は校舎の安全確認をし、揺れが収まって5分後くらいには校長先生が全校放送で校舎にはヒビの1つも無いので安心して下さいとおっしゃったあの対応が、今になってどれほど優秀で安心させるものだったのかを実感させられました。
私の住んでいた地域ではライフラインは特に止まったりはしませんでした。しばらくの間、お店から食べ物が消えたりガソリンが手に入れられず移動は全て自転車だった事くらいです。
しかし、近くの地域では地盤が沈没したり、もう少し離れて隣の市などになるとライフラインがしばらく止まったりして大変だったようです。
いつ災害が起こっても受け入れられるように、防災グッズなどを揃えなきゃいけないなと思いました。いつになる事やら…
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